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2018-10-19

ZEHの注文住宅、2018年度の補助金制度|甲斐市の工務店が解説

注文住宅で一軒家を手に入れる時には省エネや環境への配慮が気になりますよね。
省エネや環境に優しい住宅としてZEHが挙げられます。
ZEHとはネットゼロエネルギーハウスの略で、省エネと、太陽光発電などでエネルギーをつくり出
す創エネを組み合わせることで、住まい全体の消費エネルギーの量を正味ゼロにする住まいのことを指します。

ZEHという言葉は聞き慣れないかも知れませんが、近年環境への配慮が高まっている中で、政府
からも補助金が出るなど今注目の住宅なのです。
今回はそのZEHに対する二つの補助金制度をご紹介します。
□ZEH補助金制度
ZEHの補助金を受け取るには以下の三つの基準を満たす必要があります。
1 太陽光発電システムなどの創エネ設備の搭載
2 換気や給湯などの省エネ設備の搭載
3 高断熱の住まいを実現するための建材を取り入れている
また、それぞれの条件をもう少し詳しく見ていくと、一次エネルギーの消費削減量が20%以上であ
ることや、創エネ量が消費エネルギー量と正味で0になるほどの量であることなどが求められます。
これらの基準を満たすことで一戸あたり70万円の補助金を国から受け取ることができます。
また蓄電システムを設置することで13.5万円の補助金を追加で受け取ることもできます。

□ZEH+補助金制度
ZEHよりも高額な115万円の補助金を受け取ることができる制度をZEH+といいます。
ZEH+は補助金額が高額なため、給付されるための条件も異なってきます。
異なる点を以下に示します。(※1~3では三つの中から二つ以上を満たすことが求められます。)
・一次エネルギー削減率25%以下
※1 高度な断熱性
※2 HEMSにより太陽光発電の発電量を把握することができ、住宅内の冷暖房や給湯、蓄電シス
テムの制御が可能である高度なエネルギーマネジメント設備
※3 電気自動車を活用した自家電力の消費拡大(EVコンセント200Vを設置すること)
このようにZEH+ではZEHよりもより高い基準が求められます。
□補助金の注意点
最後に2018年度の補助金の募集方法や評価制度などの注意点を説明します。
・ZEH補助金の募集開始時期は先着順で2018年5月ごろから開始
・ZEH+補助金の募集開始時期は事前枠付付与方式で、注文住宅においては4月ごろから、分
譲住宅については6月頃から開始(事前枠付付与方式とは先着順ではなく書類の不備や要件不
適合がない限り全て審査対象に含むという方式です。加点方式で審査は進められます)。
・ZEHビルダー登録されているZEHビルダーが設計、建築または販売する必要があります。
・公募期間に対し求められる工事完了時期が早いこと(ZEH補助金を受け取るためには工事の完
了日の報告が必要になります)。

・1物件1申請(一回の申請で全てのエネルギー計算などを済ませなければいけないので、もしも一
部の設備を別で発注する場合は、建築会社にその分もまとめて計算できるか確認する必要があり
ます)。
以上が募集をする上での注意点になります。
特に工事完了日の報告やZEHビルダー登録された建設会社に依頼しなければならない部分は
注意が必要ですね。

□おわりに
ZEHは建設の際にそれなりにコストのかかる住まいですが、環境に優しいことに加え国の補助金
の存在もあり、今後普及率は上昇していくでしょう。
その中で確実に補助金を受け取るためにも、ZEHをお考えの方は条件や応募内容をしっかりと確
認しておきましょう。

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