新築住宅を建てるならエコ住宅!ZEHにするメリットとは?
近年、省エネと創エネを組み合わせることでエネルギー消費量を実質ゼロにするというZEH(ゼッチ/ゼロエネルギー住宅)が注目されています。いくら地球環境に良いとはいえ、自分たちが実際住むにあたって具体的にどんなメリットがあるのかわからない方も多いと思います。今回は、新築住宅を建てる際にZEHにするとどんなメリットがあるのかをご紹介したいと思います。
◯ZEHにするとはどういうことか
ZEHの目的は、1次エネルギー消費量(冷暖房・換気・給油・照明/家電を含まない)をゼロ以下にすることです。そのために、断熱性能を向上して季節ごとのエネルギーロスを最小限としながら、HEMSや省エネ設備により消費電力量を減らし、足りない分のエネルギーを太陽光発電などによる創エネで補います。
◯ZEHにするメリット
(1)ランニングコストを抑えられる
光熱費を大幅に削減できます。1次エネルギー消費量を実質ゼロにした上で、さらにプラスで創エネできれば、家電の電力消費分も補うことができ、光熱費を実質タダにできます。何十年も生活をする住宅で光熱費がかからないのは非常に大きなメリットでしょう。節電のための冷暖房の我慢も必要なくなります。
(3)補助金が出る
政府は国をあげてZEHを普及させていこうとしているので、ZEHにすると補助金が交付されます。住宅購入は人生で一番大きな買い物です。住宅ローンとも長い付き合いになります。補助金としてまとまった金額の現金が入るのは大きなメリットと言えるでしょう。
(4)資産価値が高い
BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)という住宅のエネルギー性能を評価する制度があります。ZEHはBELSで高い評価を得ることができるため、資産価値がかなり高くなります。ZEHとともにBELSも普及していくことが考えられるため、BELSの評価によって住宅の売却額が大きく変わる可能性が大いにあります。これからの住宅はZEHがスタンダードになっていくことを考慮すると、ZEHではない住宅の資産価値は低くなる一方でしょう。
(5)ヒートショックを予防できる
家の中の急な温度変化により、血圧が大きく変動し、その結果湿疹や心筋梗塞、脳梗塞などを起こしてしまう現象をヒートショックといいます。このヒートショックによる死亡者数はとても多いです。ZEHでは、断熱設備の強化も一つのポイントなので、一般の住宅に比べ、部屋ごとの温度差が小さくなります。特にご高齢の方と一緒に暮らす方にとっては有効な予防手段になります。
-まとめ-
いかがでしたか?ZEHにすることは、地球環境に良いだけでなく、実際に住む人にとっても大きなメリットがあることをおわかりいただけたと思います。これから新築住宅の購入を検討されている方は、ZEHにすることをおすすめします。