マイホームを建てるならどっち?ハウスメーカーと工務店の比較
新築マイホームの購入をお考えの方の中で、ハウスメーカーと工務店どちらに依頼するか迷われている方も多いと思います。新築住宅購入は人生で一番大きな買い物ですので、会社選びは非常に大切です。今回は、新築住宅を建てるときの依頼先としてのハウスメーカーと工務店の違いについてご説明したいと思います。
〇価格
ハウスメーカーは、規格化・大量生産によりコストダウンを図っているため、工事にかかる費用だけ注目すると、工務店よりも安いです。しかし、大手ハウスメーカーは、有名な芸能人を起用したテレビCMを毎日のように流していますし、豪華なモデルハウスを全国各地に建設しています。したがって、広告宣伝費、モデルハウスの建築維持管理費、営業マンの人件費など、工事以外のところに莫大な費用がかかっています。そのため、総合的に工務店よりも価格が高くなるのです。工務店はハウスメーカーより20%〜30%安いことが多いです。
◯技術力
ハウスメーカーは、その豊富な資金力を活かして、耐震性や断熱性などの研究をしており、高度な技術を有しています。しかし、現場での建築作業に関しては、各地域の工務店に依頼しています。つまり、ハウスメーカーに注文しても地元の工務店に依頼しても、結果として施工するのは地元の工務店であることが多いです。したがって、現場の作業に関しては、ハウスメーカーと工務店とでは、技術力の差はほとんどありません。また、ハウスメーカーに依頼する場合は、その下請けの工務店を選ぶことはできません。
◯工期
ハウスメーカーは、マニュアルに沿って大量生産を行い建築を進めていきます。自社工場で、ある程度組み立ててから現場に運び、現場で設置するだけという工法をとる場合もあります。したがって、ハウスメーカーの方が工務店に比べて圧倒的に工期が短いのです。
◯信頼性
ハウスメーカーの場合は、社会的信頼があるため安心感はあるといえます。しかし工務店の場合でも、地元では有名であったり、その地域からの信頼を得ているところが多いです。しかし、資本力の小さな工務店も多く、20年後、30年後と残っている保証はありません。その点、アフターサービスの安心感という点では劣るといえます。
-まとめ-
いかがでしたか?価格・技術力・工期・信頼性におけるハウスメーカーと工務店の違いをご理解いただけたでしょうか。新築住宅を注文する際は、自分が重要視する項目が、コストなのか、技術力なのか、出来上がるまでの時間なのか、信頼性なのかといったところをしっかりと検討してから、目的に合った会社に依頼するようにしましょう。