3分でわかる!ZEHで蓄電池は必要かどうかを徹底解説!
ZEHとはゼロ・エネルギー・ホームの略で、使用するエネルギー量と同様またはそれ以上のエネルギーを作り出すことのできる住宅を指します。
エネルギーを作り出すのに太陽光発電を利用するので、太陽光パネルはZEHに必須の設備ともいえます。
また、「太陽光発電をするのなら、蓄電池も」と考える方も多いようです。
しかし、蓄電池を導入せずともZEH住宅を建てることは可能です。
さらに、蓄電池の導入コストは決して安くないため、「ZEHに蓄電池は必要なの?」と疑問に思っている方もたくさんいるのではないでしょうか?
そこで今回はZEHに蓄電池を導入する意味があるのかをお伝えしていきます!
■ZEHの仕組みとは?
ZEHでは、太陽光発電を用いて自宅で使用する電力を発電します。
そのため、電力を完全に自給自足していると思われがちですが、そうではありません。
太陽光発電は当然、太陽が出ている時にしか発電することができませんよね。
そのため、悪天候の日や夜間は電機会社に電力を供給してもらう必要があるのです。
逆に、昼間作りすぎて余った電気は電力会社に買い取ってもらうのです。
ZEHでは、この電力会社との電気の売買の収支がプラスマイナスゼロになるだけで、電力を完全に自給自足しているわけではないのです。
■蓄電池の役割とは?
「じゃあ、蓄電池なら昼間作った電気を溜めておけばいいんだ」と思いませんか?確かに、蓄電池を導入しておけば、夜間には溜まった電気を使用することができます。
しかし、現在の家庭用の蓄電池では数日分の使用電力を溜めておくことが精一杯。そのため、もし、梅雨の時に何日も太陽光発電を行えなくなると、蓄電池だけでは電力を賄うことはできないでしょう。
■蓄電池のメリットとは?
ここまでの説明を聞いて「じゃあ蓄電池って意味がないの?」と考える方も多いのではないでしょうか?もちろん、蓄電池にはメリットもいくつかあるので、見ていきましょう。
・売電量が上がる
蓄電池を導入すれば、深夜の時間帯に蓄電池を充電しておくことができます。そうすれば、蓄電池に溜まるはずだった、自家発電の電気を売ることができますよね。つまり、蓄電池と太陽光発電を組み合わせることで売電量を増やすことができるのです。
・災害時にも安心
蓄電池に溜めておいた電機はいつでも使用することができます。そのため、万が一の災害の際や、停電時にも電気が使えるので安心ですよね。実際に災害時の備えとして蓄電池を導入しているご家庭も多いようです。
今回はZEHに導入されることも多い蓄電池のメリットについてお話ししました。完全な電力自給自足は不可能ですが、蓄電池にはたくさんのメリットがあります。ぜひ、導入をご検討してみてはいかがでしょうか?