土間のある家 金物
それではi-houseの現場をお伝えします。
本日お伝えするのは建て方が終わったI-houseの骨組みに金物を取付ける工事です。
木造軸組み工法の住宅は、鉄筋コンクリート造や鉄骨造などの建物より非常に多くの構造部材で構成されています。そのため接合部も大量にあり、継手仕口で強度を確保しながら金物を使ってで補強をしています。
下の写真の赤く囲んだ部分が継手仕口といわれ、継ぎ手となる部分を加工して木材通しを接合しています。
下の写真の赤い丸の金物は、柱と柱の間に斜めに入る部材の
「筋交(すじかい)」を柱に接合するための金物です。
緑の丸の金物は梁と柱を接合する金物です。
この二つの金物は水平方向からかかる力に対して
柱と筋交が外れたりずれることを防ぐ役割を持っています。
下の写真の赤い丸は梁と梁の継ぎ手部分を補強する金物です。
緑の金物は「火打ち」といわれる水平方向からかかる力に対して構造材の入隅部分に取付けて、建物の変形を防ぐ役割をしています。
下の写真のこれはホールダウン金物で写真の部位は土台と柱の接合をしています。
設計する上で建物には耐力壁という水平方向の力に対して耐えることが出来る壁を
バランスよく配置します。
その耐力壁の両脇に建つ柱には水平方向の力がかかった際に引き抜ぬこうとする力がかかるので
ホールダウン金物によって柱と土台を連結しています。
ひとつの住宅には他にも用途に応じた金物で接合部を補強しておりその数は…数百個にもなります。その一つ一つを大工さんによって図面を確認しながら取付けられています。
また、上述した柱と梁を接合する金物は12cmぐらいの小さいものですが、他の金物と同様に役割はとっても大きいです。
これらの金物を取付け終わると第三者の検査員の方による躯体検査が行われ「合格」を頂けば次の工程へ進んでいきます。
i-houseでは3月16日にその検査が行われ、しっかり「合格」の通知をいただきました。
i-houseの大工さんによる工事がさらに続いていきます。
次回は耐力壁についてお伝えをします。
2012年完工物件です。
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