シックに広々おしゃれな家 金物
本日は工事的には少し戻りますが、構造上重要になってくる金物についてお伝えしたいと思います。
こちらは短冊金物です。ここでは1階の柱と2階の柱をつなぐ役割をしています。
継ぎ手加工もされていますが、金物も取付ける事で二重の安心になります。
赤丸で囲まれた所に、梁と梁をつなぐ役割の場合もあります。
赤い矢印は金物は火打ち金物(ひうちかなもの)です。
筋かいの水平面用の様な役割で、建物がねじれない様に構造計算した上で決められた所へ入れていきます。
赤い矢印は筋かい金物です。耐力壁となる筋かいが十分に効力を発揮できる様に筋かいを固定する為に取付ける金物です。
緑の矢印はホールダウン金物です。地震等で揺れた時、土台から柱が抜けない様に固定する役割をしています。
この金物も耐震上重要な金物となります。
赤丸で囲まれた金物は「かすがい」という金物で、青い矢印の梁と赤い矢印の小屋束、小屋束と緑の矢印の母屋(もや)をつなぐ金物です。
「子はかすがい」ということわざにはこの金物が関係している様です。
この家が「かすがい」の様に家族をつないでくれるでしょう。
金物は地震、風や台風の時に構造材のつなぎ目が離れない様にする物なので、構造材とセットで家を守ってくれる「縁の下の力持ち」と言いたいところですが、縁の下ではないので「壁や天井に隠れた力持ち」です。
楽建舎では構造材や金物等が設計通り施工されているか第三者機関に依頼して検査しています。
T様邸では、OKが出ましたので工事が進んでいます。
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