2021-06-03
長期優良住宅はデザイン性を崩してしまうのか
長期優良住宅を建てるとほんとに住宅のデザイン性が崩れてしまうのか?山梨県の工務店が解説します。
先日、ご相談に来ていただいた、長期優良住宅のデザイン性に悩んでいる30代のご夫婦のお話です。
私が長期優良住宅の内容を説明し終わると、ご主人が開口一番。
「前に相談に行った会社さんは、長期優良住宅の仕様になっているけどデザイン性が崩れてしまうので長期優良住宅の認定を取得することができないと言われました」
「長期優良住宅にして大丈夫でしょうか?」
ご主人は制約があって希望の住宅ができないんじゃないかと不安げです。
ここで言うデザイン性とは、いわゆる間取りのことだと言うんです。
ここで長期優良住宅の認定基準をもう一度おさらいしてみましょう。
・劣化対策
・維持管理・更新の容易性
・耐震性
・省エネルギー性
・可変性(共同住宅・長屋)
・バリアフリー性(共同住宅等)
・居住環境
・住戸面積
・維持保全計画
以上の内容が長期優良住宅の認定基準になります。
今回ご主人が説明を受けてきた、長期優良住宅の仕様になっているのにデザイン性が崩れてしまう項目ってどれに当たるのでしょうか?
いくら長期優良住宅の仕様であっても、認定を受けていなければ税制の優遇措置も受けることはできませんのでご注意ください。
きちんと内容を理解した上で長期優良住宅を選択することをお勧めします。
こちらの長期優良住宅認定制度の概要についてでご確認ください。
関連記事