ZEH注文住宅を建てる際にかかる費用とは|山梨県の工務店がご紹介
最近建築業界でよく耳にするZEH住宅という言葉。色々なところでおすすめされてはいるけど、どういった住宅なのか、いくらかかるのかといった情報は気になりますよね。今回はそうしたZEH住宅について、そもそもZEH住宅とは何なのか、ZEH住宅にかかる費用はいくらなのかといった点についてご紹介します。
〇ZEHとは
ZEHとは「Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の略で、エネルギー消費量がゼロの住宅を指します。ゼロエネルギー住宅や、ZEH(ゼッチ)住宅と呼ばれていますね。
人間が生きていく上で電気やガスを使わないことはこの上なく難しいです。ここで使われているゼロエネルギーとは、エネルギー使用量がゼロというわけではなく、エネルギーのプラスマイナスがゼロという意味です。
使用するエネルギーを極力減らしながら、発生するエネルギーを自ら生み出すことができる住宅をZEH住宅と言います。
〇ZEH住宅にかかる費用
ZEH使用の家にするためには、省エネと言われる基準のさらに20%以上の省エネ対策が必要となります。したがって、高性能な断熱材や設備を購入する必要が出てきます。
そのため、通常の住宅に比べて200~300万円の追加費用が必要になると言われています。
ZEH化するためにはエネルギー使用量をプラスマイナスゼロにする必要があります。そのためには太陽光発電を設置する必要がありますが、標準と言われる出力4kwシステム太陽光パネルの設置には、140万円ほどかかります。
合計すると340万円から440万円ほどかかりますが、ZEH住宅には国から補助金が出ます。補助金は一律125万円支給されます。そのため、実質的な追加負担額は215万円から315万円ほどとなります。
〇一般的な住宅と比べてお得なの?
ZEH住宅は追加で300万円前後発生しますが、それでも長期的な視点で見ればお得だと言えます。
ZEH仕様にするために必要な経費が300万円、それを何年で回収できるかを計算してみましょう。
冷暖房にかかる費用から太陽光発電によって得られる電気を自家消費した場合、年間約9万円お得になります。また余った電気は販売することができ、1kwあたり30円で売電するとすると、年間9万円の収入になります。合計17万円を300万円で割ると、18年で回収できる計算になります。売電価格は10年目までしか30円で買い取ってくれないので、それを加味したとしても19年で回収できることになります。それ以降は毎月15万円ほどが収入として入ってきます。
長期的な視点で考えればZEHにかかる費用も高いとは言えないかもしれないですね。